ネットサーフィンをしていたら、以下の記事を見つけた。
古い記事であるが、引用や転載を歓迎とのことであるので、引用させていただく。
私は、堀江貴文という人間が好きです。
応援もしています。
心から、無罪になって欲しいと思っています。
一方で、堀江を闘った、フジテレビの日枝という人物は嫌いです。
嫌いなだけでなく軽蔑しています。
『亜空間通信』989号(2005/03/28)より
転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
数日前から、フジテレビ・日枝久会長が、右翼の政治結社への「詫び状」を出していたとの情報が、密かに流れていた。複数のメディアが取材中とされていた。
この「詫び状」事件を、本日(2005/03/28)、3月28日発売、『週刊朝日』(2005.4.8)増大号が、巻頭特集で派手に記事化した。
見出しは、「独占スクープ!」、「フジテレビが右翼団体会長に手渡した「詫び状」である。
問題は、自宅疑惑だけでなく、“外資乗っ取り”への防御策がなっていないことへの「詫び状」の模様であるから、重大である。
すでに05年2月15日には、「フジテレビ・日枝久会長はライブドア・堀江社長を批判する資格があるのか?」とか、「いま、再び問いたい自宅疑惑」などの情報が、飛び交っていた。
そして今、あろうことか、右翼に「詫び状」まで出していたフジテレビ・日枝久会長」となれば、これは不問に伏すわけにはいかない。
自宅疑惑に関しては、3月19日(土)発売の『週刊ポスト」』が、巻頭4Pで報じた。しかし、日枝会長は疑惑について完全否定で、これだけでは同氏を追い込むことは厳しい情勢だ。
しかし、右翼に対する「詫び状」が登場すれば、どうだろうか。
この詫び状、は、むしろ、「外資乗っ取り」の防御策がまったく出来ていないことに関してが中心だったようである。
時期は、ちょうど、テレビ朝日の約20%の株式を、ソフトバンクの孫正義=「メディア王」・マードック連合が買収した直後のことだった。
それにも拘わらず、その後、何ら対策らしい対策を採らず、今日のライブドアとの攻防を生んでしまったわけだから、日枝社長(当時)を始めとする当時の首脳陣の責任は限りなく重いし、今日、「詫び状」が、明らかになったら、それが日枝会長等の辞任の引き金になる可能性もある。
企業が右翼に詫び状を出すこと自体、異例のことだが、それが大手マスコミとなれば、まさに致命的である。
どんな言い訳も通じようがないだろう。
3月22日、フジテレビはライブドアによるフジテレビ本体買収防衛のため、500億円分の増資枠を設定したと発表した。「敵対的買収」というが、そもそも、自らが免許制度に甘え、ニッポン放送との“ねじれ”関係を放置し続けておいて、そこを突かれると、何ら反省の弁なく、体力の大きさだけを武器にひたすらライブドアとの提携を拒絶する。挙句、免許権を持つ総務省の影をチラつかせ、万一、ライブドアがフジテレビの経営権を握っても、免許の再認可が必要な可能性があることを匂わす。
もちろん、ライブドアの何ら事前通知ない場外取引によるニッポン放送買収のやり方が、いいといっているわけではない。しかし、どちらがより株主無視、資本主義の基本原則を踏みにじっているのかといえばフジテレビ側に決まっているだろう。
ただし、『週刊朝日』(2005.4.8)増大号は、いかにも似非紳士の朝日新聞発行、いわゆるバランス感覚であろうか、「ホリエモンのネタ本?」「回収されたフジ「実録小説」の見出しの記事も、併せて掲載している。